予算・決算を、もっと分かるものに。4回の議会質問と、その後

「公開されている」と「分かる」は、同じだろうか。
市の予算や決算は、もちろん公開されています。
でも、実際に資料を読んでみると、この事業に、いくら使うのか。 立てた予算に対して、実際にいくら使ったのか。 その結果、何ができたのか?を追うのは、決して簡単ではありません。
市のお金は、市民のみなさんからお預かりしたお金です。
だから私は、「資料があります」で終わるのではなく、市民が税金の使い道を自分で追える資料になっているかを議会で問い続けています。
01|令和7年3月
同じ「主要予算」なのに、なぜ書き方が違う?
きっかけは、毎年3月に示される「主要予算内容」でした。
資料を確認すると、ある部署では事業ごとの金額が記載されている一方、別の部署では内訳が分からない。
調べていくと、「主要」の定義や、どの金額を掲載するかについて、全庁的に統一された基準がないことが分かりました。
このときの「?」
市民が予算を確認する資料なのに、担当課によって書き方が違っていいのだろうか。
そこで、主要予算内容について一定の記載基準や統一ルールを設けることを求めました。
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02|令和7年9月
予算と決算を、並べて見られない?
次に気になったのが、決算審査の資料でした。
議会への事前説明資料には、
「前年度の決算額」「今年度の決算額」
は掲載されています。
でも、その年度に立てた予算額が載っていない。
これでは、「去年より増えた・減った」は分かっても、「立てた計画に対して、実際はどうだったのか」を一目で確認できません。
このときの「?」
決算って、前年と比べるだけでいいのだろうか。
予算は計画。決算は結果。
計画と結果を比較できる資料にしてほしいと求めました。
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03|令和8年6月
「資料を見れば分かる」は、本当に分かる?
前年に指摘した「主要予算内容」を、翌年度も改めて確認しました。
市からは、事業ごとの予算額は別の「予算参考資料」で確認できるとの説明。
ところが実際に突き合わせてみると、資料間で事業名の体系が一致せず、公開資料だけでは予算額を特定できない事業がありました。
例えば「こんにちは赤ちゃん事業」は、担当課への問い合わせが必要でした。
私は500万円以上の主要事業について問い合わせや情報公開請求も行い、実際に追えるのかを確認しました。
このときの「?」
情報がどこかに存在することと、市民が自分でたどり着けることは同じなのか。
すべてを一つの資料に載せてほしいという話ではありません。
主要な事業については、公開資料だけで「何をするのか」と「いくら使うのか」の対応関係が分かるよう、改善を求めました。
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04|令和8年9月
1年後。決算資料は変わった?
前年に改善を求めた決算資料。
翌年、もう一度確認しました。
しかし、普通会計だけでなく、水道、下水道、自動車運送事業についても、前年度決算との比較はある一方、予算額は記載されていませんでした。
市は、予算額と決算額は決算書や附属書類で確認でき、概要資料に予算額を加えると複雑になるという考えを示しました。
このときの「?」
詳しい資料を探せば分かる。それで十分なのだろうか。
決算の概要を見る資料だからこそ、
何をする予定だったのか → 実際にいくら使ったのか
が一目で分かることに意味があると考えています。
今回も資料への反映には至りませんでした。
だから、これはまだ「実現した実績」ではなく、「継続して改善を求めている取り組み」です。そこはむしろ正直に書いた方がいい。
「黒字でした」だけでは、分からない。
家計でも、
「今年はお金が余りました」
と言われただけでは、それが良かったのかは分かりません。
必要なものを買ったうえで余ったのか。
必要なことをしなかったから余ったのか。
行政も同じです。
大切なのは、
何をするために予算を組み、 実際にいくら使い、 何をして、 その結果どうなったのか。
そこまで市民が追えることだと思っています。
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市のお金を、市民が自分で追えるように。
「公開されています」で終わらず、実際に分かるか?
予算や決算は少し難しく見えるテーマですが、市民生活のほぼすべてにつながっています。
だからこれからも、私自身が資料を読み、分からなければ聞き、必要なら情報公開請求をして、改善を求めていきます。
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