令和8年6月議会②継続質問 不登校児童生徒の早期支援について
- 西村ゆみ

- 6月23日
- 読了時間: 7分
更新日:6月26日
一般質問②継続質問 不登校児童生徒の早期支援の仕組みについて
私の質問
不登校児童生徒の早期支援の仕組みについて、継続質問します。
私はこれまで、不登校児童生徒への早期支援について、令和6年3月議会から継続して取り上げてまいりました。
特に令和8年3月議会では、「支援はあるのに、たどり着けない親子がいる現実」を申し上げ、学校を介さずに支援につながれる仕組みの重要性について質問しました。
その質疑の中で、令和7年2月から教育センターにおいて、学校に行きづらさを感じている児童生徒を対象に、学校を介さずインターネットから直接申し込むことも可能とした「あつまれ、エスペのもり」が月に一度開催されていることをご答弁いただきました。
学校を介さずアクセスできる支援の入口が用意されたことは、大きな前進であり、高く評価しています。
しかし、その後、現場で気になることがありました。
実際に「あつまれ、エスペのもり」に参加されている保護者からは、「とても良い場所で助かっている」との声を伺っています。
一方で、お子さんが学校に行きづらさを感じている別の保護者複数名からは、「あつまれ、エスペのもり」の存在そのものを知らなかったという声を伺いました。
支援は始まっている。
しかし、その支援が必要な人に十分届いていないのではないか。
そう感じ、私自身で実際にアクセス導線を確認しました。
スマートフォンで「高槻市 不登校」と検索すると、エスペランサのホームページは比較的上位に表示されます。
検索からたどり着く入口としては機能していると言えます。
しかし問題は、その先にありました。
確かに、現在の仕組みでも、高槻市の公式ホームページから直接「あつまれ、エスペのもり」のページへ行けば、スマートフォンからでもスムーズに申し込みができるようになっています。
しかし、検索結果やSNSのリンクなどから、不登校支援の主たる発信元である「教育センター」のホームページへ直接たどり着いた場合はどうでしょうか。
この教育センターのホームページ自体が、スマートフォン表示に最適化された、いわゆる「レスポンシブ対応」になっていません。
そのため、スマホ画面にはパソコン用のレイアウトがそのまま縮小表示されてしまいます。文字は非常に小さく、相当画面を拡大しなければ、せっかく市公式ホームページに用意されている「申し込み画面」へのリンクや、事業の詳細な情報にたどり着くことができません。
つまり、「市の公式ホームページから見た人」はスムーズに申し込める一方で、「教育センターのホームページから見た人」は、スマートフォンでの極めて高い見づらさと、アクセスの障壁に直面しているのが現状です。
総務省の通信利用動向調査によると、個人のインターネット利用機器はスマートフォンが中心となっており、特に子育て世代ではその割合がさらに高くなっています。
今や、情報を探す入口はスマートフォンが主流です。
ホームページに情報を掲載しているという意味では、市民全員に対して平等に情報提供がなされています。
しかし、実際に多くの市民が利用するスマートフォンから情報にたどり着きにくいのであれば、実質的な公平性は確保されていないのではないでしょうか。
さらに、不登校支援で忘れてはならないのは、支援を必要としている人ほど、情報を探す力が削られているという現実です。
子どもが学校に行きづらくなったとき、保護者は大きな不安を抱えています。
何を調べればよいのか分からない。
どこに相談すればよいのか分からない。
何から手を付ければよいのか分からない。
そうした状況の中で、せっかくホームページにたどり着いても、スマートフォンでは見づらく、必要な情報にたどり着けないのであれば、その時点で諦めてしまう保護者もいるはずです。
私は、支援制度を整備することと同じくらい、その支援にたどり着ける環境を整備することが重要だと考えます。
本市は「あつまれ、エスペのもり」をはじめ、不登校児童生徒への重要な支援を整備してこられました。
だからこそ、せっかく用意した支援を必要な人に届けるための最後の一歩として、情報提供のあり方を見直していただきたいと思います。
そこで2点お伺いします。
1点目。
不登校に悩む保護者や子どもが最も多く利用するスマートフォンから情報にアクセスしやすくするため、教育センターのホームページについて、スマートフォン対応、いわゆるレスポンシブ化を優先的に進める考えはないでしょうか?
2点目。
教育センターに限らず、子育て・教育・福祉など、市民が困りごとを抱えた際に最初にアクセスする主要な情報提供ページについて、スマートフォンでの閲覧性や申込導線の点検を行い、改善計画を策定する考えはないでしょうか?
<市の答 弁>
エスペランサの利用に関しましては、教育センターのホームページによる情報提供だけでなく、学校での個別懇談等を通じて案内を行ったり、関係機関等へ案内チラシの配架を依頼したりするなど、学校や関係機関と連携し、周知を行っているところです。 今後につき
ましても、児童生徒や保護者が、必要な情報にアクセスしやすい情報発信の在り方について適宜検討してまいります。
<意見・要望>
答弁を受けまして、改めて複数の保護者のスマートフォンで「高槻市 不登校」「高槻 不登校」などのキーワード検索を行ったところ、既にスマートフォン対応されている高槻市ホームページと、教育センターホームページの双方から「あつまれ、エスペのもり」の情報にたどり着くことが確認できました。
また、学校や関係機関を通じた周知も行われているとのことであり、本市が複数の経路から支援情報を届けようとしていることは理解いたしました。
しかし、それにもかかわらず、実際には「あつまれ、エスペのもり」の存在を知らなかったという保護者の声が複数あることも事実です。
私は、その背景には、二つの課題があると考えています。
一つは、先ほど申し上げた通り、不登校支援の情報発信の中心となる教育センターのページがスマートフォンで閲覧しづらく、検索にたどりついたとしても、必要な情報を見落としてしまう可能性があるという『情報導線上の課題』です。
そしてもう1つは、困りごとが現実のものとなるまでは、自分には関係ないとして、情報を受け取れないという人間の特性があると考えています。
実際、教育センターでは、不登校に限らず、学校生活や学習、子どもの発達などについて、臨床心理士や公認心理師による相談支援が行われていますが、その存在自体を知らない保護者も少なくありませんでした。
せっかく充実した支援が用意されているのであれば、困ってから探してもらうのを待つのではなく、「学校に行きづらそうだな」「少し気になるな」と感じた段階で保護者が思い出せるよう、日頃から支援の存在を伝えていくことも重要ではないでしょうか。
支援は整備することも大切ですが、必要な人に届いて初めて支援として機能します。
ぜひ、これを機に学校だけでなく、PTAや地域団体、自治会なども含めた様々な機会を活用しながら、不登校支援や教育センターの相談機能について、より多くの保護者に知っていただけるよう周知の充実に取り組んでいただくことを要望いたします。
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なぜ、支援があるのにたどり着けないのだろう??
これまで継続して取り上げてきた不登校支援について質問しました。
高槻市では、学校を介さず直接申し込みができる居場所事業「あつまれ、エスペのもり」が実施されており、大きな前進だと評価しています。
一方で、実際にはその存在を知らない保護者の声も複数ありました。
私自身で確認したところ、支援情報へたどり着く経路によっては、スマートフォンで閲覧しづらく、必要な情報にたどり着きにくい状況がありました。
支援は整備するだけでなく、必要な人に届いて初めて支援として機能します。
困ってから探してもらうのを待つのではなく、「少し気になるな」と感じた段階で支援の存在を思い出せるよう、周知の充実と情報発信の改善を引き続き要望していきます。
noteにも書いております→こちら
これまでの過去の不登校の早期支援についての答弁のやりとり
令和8年3月議会こちら
令和7年12月議会こちら
令和7年9月議会こちら
令和7年6月議会こちら
令和6年3月議会こちら
令和6年6月議会こちら
令和6年9月議会こちら
令和6年12月議会こちら
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