令和8年9月議会一般質問⑤保育士確保の施策について

私の質問
保育士確保の施策について
先日の福祉企業委員会においても質問を予定していましたが、答弁を差し控えるとの回答がありましたので、改めて一般質問として取り上げます。
保育にかかる経済的負担と保育人材の確保という観点での質問です。
高槻市では令和 8 年 4 月から、所得制限や第何子かを問わず、2 歳児クラスの保育料無償化が実施されています。
保護者からも大変助かるという声を聞いており、子育て世帯の経済的負担を軽減するという点で、大変意義のある施策だと考えています。
一方で、保育の受け皿を支えるためには、そこで働く保育士の確保も重要です。
高槻市では現在、保育士確保に向け、奨学金返済支援事業や宿舎借り上げ支援事業、高槻
市保育士・保育所支援センターなど、就職支援と離職防止の両面から取組を進めています。
事前にお聞きしたところ、奨学金返済支援事業については、大学等への周知は行っているものの、高校生に向けた周知は行っていないとのことでした。
しかし、進路を考える高校生の中には、子どもに関わる仕事がしたい、保育士になりたいと思いながらも、家庭の経済的事情などから、大学や短期大学、専門学校等への進学を諦めてしまう方もいるのではないでしょうか?
大学等に進学してから高槻市への就職を働きかけるだけでなく、進路を選択する段階から、保育士という仕事を選ぶことができると伝えることも、将来の保育人材の確保につながるのではないかと考えます。
そこで伺います。
奨学金返済支援事業をはじめとした高槻市の保育士確保に向けた支援制度について、今後、市内の高校等にも周知の対象を広げ、進路選択の段階から保育士を目指す若者に情報を届けてはいかがでしょうか?
市の答弁
保育士確保に向けた若者への支援制度の周知についてですが、現在、保育等に関するコースが設けられている、市内2校の高等学校の生徒及び 職業体験として来園されている市内中学校の生徒に対して、「保育士になるための支援制度」などを 記載したリーフレットを配布し、保育士に関する情報を提供しています。また、その他の市内高等学校におきましても、以前から当該リーフレットの配架などについて調整を進めているところでございます。
2問目の質問
ご答弁では、中学生や高校生にも情報提供を行っているとのことでした。
そこで伺います。本市の保育士確保施策は、主に誰を対象として取り組んでいるのでしょうか。具体的にお聞かせください。
市の答弁
保育士確保施策の対象についてですが、本市では、保育士等への奨学金返済支援事業、子育て支援員研修や保育士等資格取得支援事業、保育士用の宿舎借り上げ支援事業、潜在保育士の活用などに資する保育士・保育所支援センター事業などを実施しています。 これら様々な事業により、養成段階にある学生から、これから保育分野を目指す若年者、資格を持つ潜在保育士、さらに就学前保育施設での就労を希望する幅広い人材を対象に保育士確保に取り組んでいます。
意見・要望
最後に、意見・要望を申し上げます。
先ほどのご答弁を伺うと、現在の取組は「保育士を目指す人を支援する」というものが中心です。
しかし、現場では保育人材の確保が課題となっています。
だからこそ、これからは、「保育士を目指したくなる人を増やす」という視点も大切です。
誰に、どの段階で、どのように働きかければ、保育士という仕事を将来の選択肢として考えてもらえるのか。
保育士になりたいと思っても、経済的な事情から進学を諦めてしまう若者もいるかもしれません。奨学金返済支援事業を知らない若者とって、進路を決める前の段階からその存在を知ることにはとても大きな意味があると思います。
だからこそすでに保育士を目指している人を支援するだけでなく、これから保育士を目指
す人を増やすために、この制度をどう生かしていくのか?という視点が必要です。
高槻市が奨学金返済支援事業を何のために行っているのか、今一度、その目的の原点に立ち返っていただきたく思います。
まだ保育士を選択肢に入れていない若者にも目を向け、ただパンフレットを置くだけではなく、保育士という仕事に興味を持ち、「目指したい」と思ってもらえるような働きかけを進めていただくことを強く要望します。
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保育士を目指す人を支えるだけで、人は増えるのでしょうか?
高槻市では、奨学金返済支援や資格取得支援など、保育士を目指す人や働く人へのさまざまな支援を行っています。
一方で、人材確保を考えるなら、すでに保育士を目指している人を支えるだけでなく、「保育士を将来の選択肢にする人」をどう増やすかという視点も必要ではないでしょうか。
進路を決める前の中高生にも、仕事の魅力や支援制度を届ける。
「目指す人を支える」から、「目指したいと思う人を増やす」へ。
将来の保育人材をどう増やしていくのか、引き続き考えていきます。
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