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令和8年9月議会 一般質問④不登校児童生徒への早期支援について

執筆者の写真: 西村ゆみ
西村ゆみ
3 日前
読了時間: 6分

不登校児童生徒への早期支援について 


私の質問 



私はこれまで、いじめや不登校など、子どもが抱える課題について、問題が深刻化してから対応するのではなく、小さな変化や SOS を早い段階で把握し、必要な支援につなぐことの重要性について質問してきました。 

 

先日の高槻市保健医療審議会では、学校におけるスクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの相談・支援体制について質問しました。

 

市からは、スクールカウンセラーは心理の専門家として、児童生徒へのカウンセリングや情報収集・見立て、教員・保護者への助言・援助を行うこと。

また、スクールソーシャルワーカーは福祉の専門家として、児童生徒や保護者のニーズを把握し、状況に応じて目標や支援計画を立て、関係機関との連携・調整等を行うとの回答がありました。

 

そして、学校が児童生徒の課題を把握した際には、まず校内で情報を共有し、必要に応じて児童生徒や保護者にスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの役割を説明した上で、相談者の同意のもと、面談や連携等を行うとのことでした。

 

しかし、私がもう少し確認したかったのは、この「必要に応じて」という部分が、実際の学校現場でどのように判断されているのかということです。

 

不登校の背景には、心理的な問題だけではなく、友人関係、家庭環境、経済的な問題、発達上の課題など、さまざまな要因が複雑に重なっている場合があります。

 

そのため、最初から心の問題だからスクールカウンセラー、福祉の問題だからスクールソーシャルワーカーと、明確に分けられるとは限りません。

 

例えば、スクールカウンセラーが児童生徒への相談支援を行う中で、家庭環境や福祉的な課題が見えてくることもあると思います。

逆に、スクールソーシャルワーカーが家庭環境等への支援を行う中で、児童生徒への心理的な支援の必要性が見えてくることも考えられます。

 

重要なのは、子どもや保護者が「最初にどこへ相談すればいいのか」を正しく選ばなければ支援につながらないという仕組みであってはいけないと思います。

 

そこで、質問です。 

 

本市では、児童生徒の課題を把握した際、スクールカウンセラーにつなぐのか、スクールソーシャルワーカーにつなぐのか、あるいは両者が関わる必要があるのかについて、誰が、どのような考え方に基づいて判断しているのでしょうか。

 

また、スクールカウンセラーが関わる中で福祉的な課題が把握された場合、あるいはスクールソーシャルワーカーが関わる中で心理的な支援の必要性が把握された場合、誰が支援全体をコーディネートし、どのように情報共有を行い、次の支援へつないでいるのでしょうか。

 

あわせて、こうした専門職間の連携について、学校ごとの判断や個々の教職員、専門職の経験だけに委ねられるのではなく、市として共通した考え方や連携の仕組みがあるのかお聞かせください。

 

市の答弁 

 

不登校に関するご質問の 1 問目に、ご答弁いたします。不登校児童生徒への早期支援についてですが、これまでも、さまざまな仕組みを整え、充実を図ってきたところです。

児童生徒の課題に応じた専門家の活用については、校内対策委員会等において、児童生徒の状況や課題の背景を把握した上で、組織的に対応しています。また、他の専門的支援が必要と判断された場合には、学校の担当教員が中心となり、ケース会議等で支援方針を見直し、専門家や関係機関等との調整、連携を行います。

専門職間の連携については、互いの役割について理解を深めることを目的に、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの合同連絡協議会を開催しています。その他にも、不登校担当者連絡会や生徒指導研修会において、社会福祉を専門とする大学教授等が講師となり、事案の見立てや具体的な専門家を活用した対応事例の共有を図るなど、専門

家と連携した学校の組織的な不登校支援体制の強化を進めているところです。

 

2問目の質問 

 

ご答弁では、児童生徒の状況や課題の背景を校内対策委員会等で把握し、必要に応じて担当教員を中心に専門家や関係機関と連携するとのことでした。また、スクールカウンセラ

ーとスクールソーシャルワーカーの合同連絡協議会も開催しているとのことです。

 

こうした取組については理解しました。一方で、私が確認したいのは、実際に一人の子どもから SOS が出たときに、必要な支援へどうつながるのかということです。 

 

例えば、スクールカウンセラーが関わる中で福祉的な課題が見えた場合や、逆にスクールソーシャルワーカーが関わる中で心理的なケアが必要だと分かった場合、どのように次の専門職につなぐのでしょうか。また、心理面と福祉面の両方に課題がある場合には、双方が連携して支援することも必要だと考えます。

 

ご答弁では、他の専門的支援が必要と判断された場合とありましたが、その必要性を誰が、どのように判断し、専門職につないでいるのでしょうか。

 

不登校の早期支援では、最初に誰に相談したかによって、その後の支援が変わらないことが重要です。

 

どこから相談が始まっても、その子に必要な支援につながる仕組みになっているのか、本市の具体的な支援の流れについて伺います。

 

市の答弁 

 

不登校に関するご質問の2問目について、ご答弁いたします。 繰り返しになりますが、専門家との連携により、心理・福祉の両面の課題があり、その対応が必要と判断された場合にも、学校の担当教員が中心となり、ケース会議等で支援方針を見直し、専門家や関係機関等との調整、連携を行います。 また、専門家との連携の必要性についてですが、校内対策委員会等において、児童生徒の状況や課題の背景を把握・分析した上で、課題に応じて、組織的に対応を検討し判断しております。

 

意見・要望 

 

今回のご答弁で、児童生徒の状況や課題の背景を校内対策委員会等で把握・分析し、必要な支援を組織的に判断した上で、担当教員を中心に専門家や関係機関につないでいることが分かりました。

 

その上で、最初に誰に相談したかによって、その後の支援が変わることなく、子どもの状況に応じて必要な専門職につながることが重要だと考えます。

 

また、子どもの SOS が大きくなってから支援につなぐのではなく、小さな変化の段階から必要な支援につながることが、早期支援だと考えます。

 

スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーそれぞれの専門性を十分に生かしながら、誰に相談しても必要な支援につながる仕組みとなるよう、引き続き取り組んでいただくことを要望します


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誰に相談しても、必要な支援につながれていますか?


不登校の背景は、心理面や家庭環境、福祉的な課題などさまざまです。では、最初に相談した相手によって、その後の支援が変わることはないのでしょうか?


今回の質問で、学校では子どもの状況を組織的に把握し、必要に応じてスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどにつなぐ仕組みを確認しました。


大切なのは、相談先を正しく選べる人だけが支援につながる仕組みにしないこと。


そして、SOSが大きくなる前の小さな変化から、必要な支援につながれることです。


「支援がある」だけでなく、本当に届く支援になっているか。これからも確認していきます。


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