令和8年3月議会 一般質問③<継続質問>学童保育における地域格差是正について
- 西村ゆみ

- 5 日前
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<継続質問>学童保育における地域格差の是正について
私の質問
私はこれまでも一般質問などを通じて、学童保育の利用環境について取り上げてきました。
その中で、学校によって利用人数や施設環境に差があり、混雑している学童と比較的余裕のある学童が存在するなど、地域による環境差が生じているのではないかと感じています。
そのような状況の中、令和8年3月9日に開催された福祉企業委員会において、私は赤大路小学校の学童保育について、約200名の署名が提出されていることを踏まえ、トイレ利用環境について質問しました。
市からは、指導員からの報告や職員による現地確認により「混雑は確認されていない」との説明がありました。
しかしその後、私が保護者や児童からお話を伺う中で、
・集団遊びの時間帯にはトイレが混雑する
・夏休みや新学期など利用者が多い時期には状況が異なるのではないか
といった声も聞いています。
今回提出された要望書は、子どもたちの様子を日々見ている保護者が、不安を感じて提出されたものでもあります。
市としては「混雑は確認されていない」との認識とのことですが、一方で保護者や児童の実感との間に差が生じている可能性もあるのではないかと感じています。
このような場合、市としてどのような方法で実態を再確認し、市民の声を政策や運営に反映させていく仕組みとなっているのでしょうか。
そこでお伺いします。
現在の利用実態を把握するにあたり、実際に利用している児童の声はどのように把握されているのでしょうか?
また、児童や保護者へのアンケートや聞き取りなどを行い、利用実態を改めて確認する考えはあるのでしょうか?
こども基本法の施行により、施策への「こどもの意見反映」が求められています。
施設管理者からの報告だけでなく、当事者である児童の声を直接把握するため、アンケートやヒアリングなどを第三者的な視点で実施する考えはないのでしょうか。
学童保育は子どもたちが長時間過ごす生活の場でもあります。
地域によって利用環境に大きな差が生じないよう、実態を丁寧に把握しながら改善を図っていくことが重要だと考えます。市の見解をお示しください。
<市の答弁>
学童保育のトイレ利用に係るご質問についてご答弁いたします。 赤大路小学校の学童保育室には、学童専用便器が9か所あることに加え、小学校校舎内のトイレも利用可能となったことで、現場で従事する学童保育指導員からの報告では、「待ち時間なく利用できている」ことを定期的に確認するとともに、職員も複数回、現場に赴き、利用実態を調査し、混雑することなく利用できていることを確認しています。 常日頃から児童の声を聞いている指導員からの報告と職員の現場確認により、実態把握は適切に実施されているものと考えています。
<2問目の私の質問>
福祉企業委員会から質問を続けてきましたが、1つその中で気になっていることがあります。
答弁の中では、約200名の署名についての言及が全くありません。
この調査は、署名が市に提出された後に行われたものなのでしょうか。
200名もの市民が声を上げているという事実があるにもかかわらず、「問題は確認されていない」という回答にとどまっています。
本当に問題がなければ、これほど多くの署名が集まるのでしょうか。
この署名を、市としてどのように受け止めているのでしょうか。
これまでのやり取りの中でも、この要望書に対して市がどのように考えているのかという回答が示されていません。
この署名は単なるクレームではありません。
切実な市民の声です。
市民から寄せられたこうした声は、どのように市の施策に反映されていくのでしょうか
<答弁>
学童保育のトイレ利用に係る2問目についてご答弁いたします。 赤大路学童保育室のトイレ利用の状況調査については、昨年9月に環境改善に関するご要望を受け、秋以降、学童保育指導員からの聞き取りや職員の現場確認を定期的に行ってまいりました。 そのため、調査については、本年2月末の署名提出以前から、継続的に適切に実施しております。 署名につきましては、「赤大路A学童のこどもたちに新しいトイレを作ってください」との件名で行われたものであり、市としては、学童専用便器が9か所あることや、今年度に入り学校と調整し、校舎内のトイレも利用可能となっていることなどから、混雑は発生していない現状について、丁寧に説明してまいります
最後の意見要望
市民からの声を十分に聞き取り、受け止めていく姿勢が、今回の答弁からは必ずしも感じられなかった点については、大変残念に思います。
一方で、学童課の方々が、できる範囲の中で対応に動かれてきたことについては理解しております。
だからこそ、今回の件は、学童のトイレ利用にとどまらず、市民の声をどのように受け止めていくのか。
特に、高槻市の子育て世帯に対する行政の姿勢に関わる問題であると考えます。
トイレ以外の分野においても、子育て世帯の様々な要望が寄せられる中で、行政の認識と
の間に差が生じる場面は少なくないと思われます。
そのような場合に、どのようにその声を把握し、どのように施策に反映していくのか。
本件を契機として、学童に限らず子育てトップランナー都市高槻として子どもの声をより反映できる街になるよう強く要望します。
また子供基本法の施行を踏まえ、子供の意見を直接羽根井する仕組みとして、2013年度から定期的に実施されたこども議会・高槻市児童生徒会の再開についても検討されるよう求めます。
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本当に問題はないのでしょうか?
「200名の署名」をどう受け止めるのか?
今回の一般質問では、学童保育の環境、特に赤大路小学校のトイレ利用について取り上げました。
約200名の保護者から署名が提出されている一方で、市の答弁は「混雑は確認されていない」とのものでした。
私はここに、認識の差があるのではないかと感じています。
施設や数値だけでは見えにくい、子どもや保護者の「実感」があるのではないでしょうか。
「支援があること」と「安心して使えること」は別です。
子どもたちの声を丁寧に受け止める仕組みの必要性を、改めて感じています。
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今回の一般質問について、背景や問題意識をより分かりやすくまとめた記事をnoteにも掲載しています。詳しくはこちら
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<過去の学童における地域格差の質問一覧>
令和6年 9月議会の内容はこちら
令和6年 12月議会の内容はこちら
令和7年 3月議会の内容はこちら
令和7年 6月議会の内容はこちら
令和7年 12月議会の内容はこちら



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