top of page
  • 執筆者の写真西村ゆみ

3月議会一般質問③ 通学移動支援の公的支援制度化について<継続質問>

こんにちは


3月議会で3つ一般質問をしました。


1つ目の不登校支援対策の質問はこちら

2つ目の<継続質問>学級閉鎖における児童受け入れ対応についてはこちら


3つ目の通学移動支援の公的支援制度導入について

※12月議会からの継続質問です→こちら


<私の質問>


12月議会で通学支援制度化における質問を行ったところ、多数の市民から高槻市の回答において疑問の声が私のもとに届いております。 大きくわけて質問は2点ございます。


1点目は、12月議会で答弁頂きました「移動支援事業による通学への利用については、保護者が病気などによりやむをえず送迎できない場合等、個々の状況を踏まえて、利用できるものとしています。」 とのお答えに対し、「個々の状況を踏まえて」の「個々の基準」とはいったい何でしょうか?との声です。 事前にお聞きした中で、必要な方には決定していると伺っていますが、「必要な方」の基準が曖昧なままでは、判断する人が変われば基準が変わる恐れがあります。


2点目、通学支援制度の中でも、医療的ケア児の通学支援制度です。 高槻市では医療的ケア児の通学支援は令和4年度より制度化されていますが、本市で使用できる条件は「保護者が就労していること」と「人工呼吸器などの医療的ケアが頻回に使用としていること」とお聞きしています。


高槻市では現在、医療的ケア児のお子さんで地域の小学校に通っている人数は11名いますが、「就労」と「人工呼吸器などの医療的ケアが頻回に必要である」の条件に合致し、通学支援を利用できる児童はたった1名のみの現状と伺いました。


<そこで質問です> 現在、国は全力で出生率の向上に全力で努めています。例えば、医療的ケア児を育てる現在働いていないお母さんが、2人目を生みこれからの日本を支える未来の宝を育てている中で、子供を増やしたことがなぜプラスにならないのでしょうか? 出生率をあげようと頑張っているなかで、子供を産んだのに「離職防止」の観点にこだわる理由は何でしょうか?なぜ条件が変わっていないのでしょうか? 働かないのではなく働けない日常が存在している方もいます。

校区の小中学校に通う医療的ケア児を対象とした通学支援事業を行っている、みのうし、豊中市、茨木市は、「保護者が就労していることにより送迎が困難になっていることが条件になっていませんでした。


医療的ケア児こそ通学支援でお話されていた「個々の条件に応じて」判断をいただき、その事情によっては就労条件より優先いただけるような相談ができるようにはならないでしょうか?


<市の答弁>


通学を含む移動支援事業の支給決定にあたっては、申請者の障がいの種類や程度その他心身の状況や介護する者の状況などを総合的に勘案したうえで、サービスの支給の要否やその量等について組織的に決定しております。

医療的ケアが必要な児童生徒への通学支援についてですが、医療的ケアを必要とする児童生徒の健やかな成長を図るとともに、その家族の離職の防止に資するため、これまで実施してきた医療的ケア活動支援員の配置や、施設設備の改修などの環境整備に加えて、令和4年度より実施をしています。

今後も、福祉部局と連携し、医療的ケアが必要な児童生徒の支援に努めてまいります。


<最後の意見要望>


意見要望をお伝えします。まず1点目の通学支援制度化についてです。「申請者の障がいの種類や程度、その他心身の状況や介護する者の状況など総合的に勘案」との答弁は通学支援を希望する市民からすると私は曖昧であると感じました。そのため市民に通学制度の個々の基準について説明することができません。具体的に申請者の障がいの種類や程度、心身の状況や介護する者の状況とは具体的に申請者の障害の種類や程度、心身の状況や介護する者の状況とは具体的にどのような方が対象なのでしょうか?


障害の程度の度合いとはどのくらいの度合いなのか?それとも、両親の健康状態や雇用形態、職種のほうが影響するのか?自宅介護者がいるのか?不測の事態が発生する頻度なのか?夫婦の納めている税金の額なのか?検討するにも何かしらの条件はあるかと思います。


保育所の入園優先順位のようにある程度の条件開示は難しいでしょうか?


もちろん、条件だけでなく、総合的判断をいただけることはこれまで通りかと思います。


ただ通学支援を希望する人は、自身が基準にあわないのか?不安に思われる方もいると私は思います。どうかお願い致します。


続きまして、2つ目の質問の医療的ケア児の通学支援についての意見要望です。


今後も、福祉部局と連携し、医療的ケアが必要な児童生徒の支援に努めてまいりますとのこと、ありがとうございます。


ただ、、、、、、、、、、


医療的ケア児の子育ては多分、皆さんが想像している世界よりもはるかに大変です。


子供になぜ毎日学校にいけないの?と聞かれ「ママ頑張るね」としか言えない毎日はとてもつらく、子供が学校に通えることを「普通」になるためのサポートをただいただきたい


ただそれだけなのです。


どんな子供であっても子供は社会の宝です。


確かに、医療的ケア児の通学支援制度化をしていない市もありますので、制度化している高槻市には評価を致します。

だからこそ、お母さんの就労しているか否かだけで判断せず個々の事情を踏まえて頂きたいです。

どうか宜しくお願い致します。


*************************





閲覧数:64回0件のコメント
bottom of page