第三次高槻市子ども・子育て支援事業計画(素案)」に寄せられたパブリックコメントの政策への反映について
- 西村ゆみ
- 3月27日
- 読了時間: 4分
こんにちは
一般質問③つめ
第三次高槻市子ども・子育て支援事業計画(素案)」に寄せられたパブリックコメントの
政策への反映について
<私の質問>
令和6年度の子ども・子育て支援計画に関するパブリックコメントが実施されました。 今
年度のパブリックコメントの件数は101件。
これは、5年前の23件と比べ、約5倍の意見が寄せられたことになります。
しかし、その結果を見てみると、意見を踏まえ修正は3件のみで、残りの98件は原案通りでした。
なぜ原案通りが多いのでしょうか?
事前に高槻市に理由を伺いますと、「パブリックコメントに関係しない意見」が大半であ
ったとのことでした。
なぜパブリックコメントに関係しない意見が大半も占めたのでしょうか?
今回のパブリックコメントの実施にあたり、多くの子育て中の保護者の方々から私のもと
に声が届きました。
その意見の多くが、 「論点が多すぎて、何を書けばいいかわからない」 という声でした
。 結果として、市民同士が集まり、勉強会が何度か開催されたと聞いています。
つまり、
第三次高槻市子供・子育て支援事業計画とは何か?
何を目的にパブリックコメントを実施しているのか?
どんな視点での意見であればいいのか?
市民は十分に認識していないのではないでしょうか?
もっと市民に理解を深めてもらうための工夫が必要ではないでしょうか?
そこで質問です。
次回、パブリックコメントを実施する際に、市が論点を明確にし、市民が意見を出しやす
いよう、説明会などの場を設けていただけないでしょうか?
市民がより参加しやすい環境をつくることが、より良い計画づくりにつながると考えます。
<市の答弁>
子ども・子育て支援事業計画は、子育て家庭の状況や子育て支援事業の利用状況及び利用規模を把握し、計画的に実施・整備を行うことを目的として、5年を一期として市町村が策定するものでございます。
本計画には、各年度の教育・保育の量の見込みや提供体制の確保等を盛り込むことになっています。教育・保育の量の見込みの設定にあたっては、今後の利用希望を把握するため、就学前児童の保護者など市民の方に対して、アンケート調査を実施しました。今回の調査では、7,832人の方から回答をいただき、調査結果やいただいたご意見を勘案しながら、本計画の案を策定しました。
本計画案に対しては、附属機関の「子ども・子育て会議」における審議の中で、委員の方からご質問やご意見をいただき、その内容については、市ホームページや行政資料コーナーなどで公表しており、またパブリックコメントに関しては問い合わせ先を記載していますので、ご参考にしていただければと存じます。
次回のパブリックコメント実施前の説明会については、予定はございませんが、引き続き、市民の方にとってより理解しやすい計画の策定に努めてまいります。
<最後の要望>
市民の認識と行政の施策にギャップがあるまま進めて、本当に良いのでしょうか?
説明会は単なる情報提供の場ではなく、 市民との対話を深め、政策決定の質を向上させる
重要な機会です。
市民が議論に参加することで、「自分たちの意見が反映される」という実感を持つことが
でき、その結果、政策への納得感や協力意識が高まり、行政への信頼向上にもつながりま
す。
こども未来部は多忙であり、説明会の開催が難しいほど業務が逼迫しているのでしょうか
?
現在、少子化が進む一方で、子どもに関する要望は多様化・複雑化しています。国が新た
な制度を次々と導入する中、少ない職員で対応し続けることには限界があるのではないで
しょうか。
結果として、パブリックコメントの本来の目的が失われ、「ただ決まった時期に実施する
だけの手続き」に陥ってしまう恐れがあります。
もし説明会の開催すら難しいほど一人の職員が複数の業務を抱え、多忙を極めている状況
であれば、早急に人員体制の見直しを検討していただきたいと強く要望します。
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5年前の23件と比べ、約5倍の意見がパブリックコメントに寄せられたことになります。
これは市民の関心の高さを示しています。
皆さん、市政参加は皆さんの生活を変えます。
参加していきましょう!!!
ご意見・感想は公式ラインよりお願い致します

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