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不登校児童の予防の重要性について<継続質問>

  • 執筆者の写真: 西村ゆみ
    西村ゆみ
  • 3月25日
  • 読了時間: 5分

更新日:4月23日

こんにちは


3月市議会 ①不登校問題に対する予防対策について


<私の質問>


2024年3月議会から一貫して、不登校児童の予防の重要性について訴えてまいりました。

 

その理由は、不登校に至るまでに約1か月から半年の兆候期間があり、子どもたちはSOSのサインを発しているからです。この期間において、子どもたちの変化に気づき、適切に対応するためのコミュニケーションが必要なのに、 教員の業務負担は非常に大きく、「子どもと向き合いたくても時間がない」という社会問題としても指摘されています。


不登校の兆候が見られる期間に適切な対応を行うためには、教員が子どもたちと向き合う時間を確保できる環境整備が不可欠である事を2024年9月および12月の議会において、教員業務支援員の導入を強く要望してまいりました。


その結果、この3月の市議会において、主要事業の一つとして教員業務支援員の配置が決定されたことに対し、心より感謝申し上げます。

 

この制度は、教員が児童生徒への指導や教材研究など、教員でなければできない業務に注力できる環境を整備することを目的としていると伺っております。

 

導入概要

• 配置人数:1校につき1名。

小学校6校(大規模校)、中学校18校(全校)

• 勤務形態:1日4.5時間 × 週4日


そこで質問です。


現在、小学校においては大規模校6校のみに配置されていますが、今後、他の小学校にも拡大していく条件は何ですか?

教員の残業時間が減ったや教員のアンケートにより有効性があったかどうか聞くなどその効果測定はや評価はどのようにおこないますか?


<答弁>

今後の配置計画や効果検証についてですが、本制度の導入により、教員業務の負担が軽減され、教員が本来担うべき学習指導や生徒指導に注力できているかなど、配置校の状況を把握しながら効果を検証し、配置校及び、配置時間や活用方法などを検討してまいります。



<2問目の質問>

具体的な拡大の条件や評価の方法について考えていないのであれば、ぜひ今後、考えて下さい。


そのうえで2問目の質問です。


不登校の原因は多岐に渡ります。これが原因だと特定できることは少なく、様々な原因が複合的に重なって不登校に繋がったということも多いです。


原因不明のまま、子どもが不登校になると、


保護者は「まずは親である自分がしっかりしなくては」と思い、不登校に関する書籍などを買い求めてみたり、ネットのサイトから情報を集めたりと子どものために全力を尽くします。


しかしながら、「調べれば調べるほど相談窓口や支援団体があるのは分かるが、


まず最初にどこに相談へ行けばいいのか分からない」とのお声が私のもとに届いています。


そこで質問です。


不登校に関する相談をしたい保護者は、まず最初にどこが窓口となり、どこに相談へ行けばいいのか教えて下さい。


<答弁>

不登校に関する相談についてですが、学校では、個々の状況に応じた教育相談を行えるよう、担任をはじめ生徒指導担当教員や養護教諭のほか、スクールカウンセラーなどの専門家を含む、複数の教職員による相談体制を整えています。また、本市教育センターにおいても、電話や面接での教育相談を行っており、内容に応じて、学校や他の相談機関等と連携しながら支援していま

す。


<最後の意見要望>


まず、総合相談窓口を設置しませんか?


不登校の要因は多岐にわたるため、保護者が気軽に相談できる窓口がどこにあるのか分かりにくいのが現状です。


高槻市では、未就学児は「こども未来部」、就学後は「教育指導課」が相談対応を担っています。


しかし、不登校の相談内容によっては、教育の問題なのか、福祉の問題なのか、それとも発達に関わることなのか?判断が難しい場合もあります。


その結果、


学校に相談をするのがいいのか、 高槻市が運営する「教育センターにあるエスペランサ」なのか、「子育て総合支援センター」なのか、あるいは「児童相談所」なのか?

外部機関であるフリースクールや、高槻DAYSに掲載されている当事者団体に相談すべきなのか?


と、保護者が自分で判断しなければならない状況になっています。


保護者が勇気を出して電話をかけても、「その件は別の課です」と案内され、さらに別の課に連絡すると「それはまた別の課です」とたらい回しにされるケースが少なくありません。


その結果、「誰も助けてくれない」という不安に陥ってしまうのです。


兵庫県尼崎市では、0歳からおおむね18歳までの子どもと子育て家庭を支えるため、「いくしあ」という総合相談施設を設置しています。


教育・福祉・医療などの関係機関が連携し、切れ目なく継続的な支援を行う体制を整え、保護者や当事者が迷わずに


「まずここに電話をしてください」と案内できる総合相談窓口を設置し、電話番号も明確に示しています。


不登校の問題が多岐に渡るからこそ、年齢で区切るのではなく、最初に迷わず電話相談できる総合窓口の設置が必要です。


高槻市でも、「どこに相談すればいいのか分からない」という不安を解消するため、まず話を聞いてくれる総合相談窓口の設置を強く要望します。


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市役所でたらい回しにあった経験、ありませんか?


せっかく勇気を出して相談に来たのに、たらい回されてしまうと


「誰も助けてくれない」と不安に感じてしまいます。


本来、行政は市民の困りごとに寄り添い、解決に向けてサポートする場所です。


必要なのは、「この窓口に相談すれば大丈夫」と安心して頼れる総合相談窓口の設置だと

私は思いました。


皆さんはどう思いましたか?


ご意見、感想は、公式ラインよりお願いします!


<過去の不登校問題に対する予防対策の質問内容一覧>


令和6年 3月議会の内容はこちら

令和6年 6月議会の内容はこちら

令和6年 9月議会の内容はこちら

令和6年 12月議会の内容はこちら





 
 
 

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