こんにちは
所属する福祉企業委員会でこども誰でも通園制度について学ぶため、静岡県浜松市と、認知症支援に対する取り組について学ぶために愛知県大府市へ視察に行ってきました。
→1日目の視察はこちら
2日目 愛知県大府市へ
大府市は全国に先駆けて認知症に対する「不安のないまちづくり推進条例」を制定した街です!
行政主導で認知症の普及啓発・容体に応じた医療・介護の提供・連携の推進、地域支援の体制づくり、家族への支援などを行っています。
<大府市の取組>
①認知症のイメージを変える
条例制定にあたり「徘徊」という表現はマイナス「ひとりで外出」「外出後、行方が分からなくなる」との言い換えています。
②若者への啓発活動
校長先生と連携し中学、高校の学生にも認知症について学ぶ機会を提供しています。
③市で保険に加入
見守り地域の支援では、認知症高齢者等個人賠償責任保険事業とし、認知症の方が起こした日常生活における偶然の事故により、第三者の身体や財物に存在を与えたことで生じる法律上の賠償責任を負う場合に被る損害を補償する「個人賠償責任保険」を市が契約者として加入しており、市民の自己負担はありません
④不安ゼロ作戦
認知機能低下の早期発見や進行防止、認知症にならないために認知症予防を推進し、認知症になっても安心して暮らせるまちを実現するためのプログラムを作成しています。
街をひとりで歩いている認知症の人に身につけてもらう「ヘルプマーク」を導入することになりました。
このヘルプマークは、街をひとりで歩いている認知症の人に周囲が声をかけやすくなるよう大府市が作成したものです。
その理由は2007年に認知症の男性が線路に迷い込み電車にはねられて亡くなる事故があり、去年、この男性の息子の高井隆一さんがヘルプマークを作ることを提案、今回のマークが実現しました。
→記事はこちら
市によりますと、認知症に特化したヘルプマークの作成は全国で初めてだということで、全国への普及を目指しています。
改めて大府市から認知症への取組について並々ならぬ熱意を感じました。
見守る人づくり、支える人づくりに力を入れて大府市全体で意識を向上させるのだというまちの覚悟が見える取組でした。
高槻市でも認知症の人などがよりよい暮らしをおくるためにと「たかつきオレンジガイド」を作成しています。
→こちら
高槻市でも認知症の取組に対していろんな支援制度を整えています。
さらに充実したサービスになるよう引き続き高槻市と一緒に考えていきたいと思います。
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