福祉企業委員会 仮称・地域共生ステーション(高槻みらいパーク)の名称決定プロセスについて質問しました
- 西村ゆみ

- 2025年12月9日
- 読了時間: 5分
更新日:2025年12月12日
12月議会では、高槻みらいパークについて、目的には賛成、プロセスには疑問という判断をしました。
市民参加の姿勢が問われると考えた理由を、noteにまとめています。
以下、委員会での詳しい全文
私の質問
令和7年3月議会で「(仮称)地域共生ステーション整備運営事業費」が可決され、10月の協議会では「名称は今後変更される可能性がある」との説明がありました。
その後、12月議会において、正式名称が 「高槻みらいパーク」 と突然示されました。
事前に確認したところ、庁内での検討により決定した と伺っています。
ここで確認させていただきたいのは、この名称決定にあたり、
① どの部署が関わり、何名程度のメンバーで検討したのでしょうか?
②本事業は全ての人が安心して楽しく過ごせる地域社会の未来を掲げてます。
すべての市民が利用する施設であるにもかかわらず、名称検討にあたり 市民意見の募集を行わなかった理由 は何でしょうか?
<市の答弁>
1点目についてですが、健康福祉部において検討作業を行ったものです。
2点目の施設名称についてですが、たかつき未来パークは愛称でなく、正式名称として、庁内において検討を行ったものです。
<私の質問2回目>
ご答弁では「正式名称であり庁内で検討した」との説明でしたが、これはどう決めたかであり、なぜ市民意見を聞かなかったのかの理由にはなっていません。
本事業は「すべての人が安心して過ごせる地域社会を目指す」と掲げています。
その理念に照らすと、名称の段階から市民参加は極めて重要だと考えます。
あらためて、なぜ市民意見を募集しない判断に至ったのか、明確な理由をお聞かせください。
<市の答弁>
2問目についてですが、契約等にかかるご議決もいただいていない段階で、施設名称を市民募集することは適切ではないと判断し、正式名称は市において検討し、条例案として提案したものです。
なお、市民のご意見等につきましては、これまでもワークショップや意見交換等を重ねてきており、今後も引き続き、市民等のご意見を反映しながら、取組を進めてまいります。
<私の意見・要望>
まず私の意見です。
今回、「(仮称)地域共生ステーション」として進められてきた事業が、12月議会で 「高槻みらいパーク」 という正式名称として示されました。
この事業は、行政が一方的につくるものではなく、地域とともにつくり上げていくべき事業 であると私は考えています。
名称というのは単なる言葉ではなく、その事業の姿勢や方向性を象徴する大切な要素です。
だからこそ、市民とともに検討されるべきだと考えていました。
しかしながら今回の名称決定にあたり、市民意見を募る機会が設けられなかったことは、市民から見て、
「自分たちの意見が反映されないまま進むのではないか」
「行政だけで物事が決まってしまうのではないか」
という不安や不信感につながりかねません。
本日のご答弁では、
「議決前に市民募集することは適切ではない」
との説明でした。
しかしながら、本事業は 令和7年3月議会で既に事業費が議決されており、その後の半年以上、名称を検討できる期間がありました。
10月の協議会でも「名称は今後変更される可能性がある」と説明されており、この間に市民意見を募集することは十分可能だったはずです。
したがって、市が 議決前と判断した時点とは具体的にいつのことなのか、
他の判断との整合性が分かりにくいと感じています。
今回の議会では、
議案90号:条例名称(高槻みらいパーク)
議案92号:整備運営事業契約
議案101号:指定管理者の指定
の3点が同時に提案されています。
しかし、条例名(名称)は「議決前なので市民募集できない」一方で、指定管理者・契約内容は議決前に市が単独で決定しているというのは、市民参加の扱いという点で整合性が取れているとは言いがたい と考えます。
名称だけ市民参加が不適切で、指定管理や契約内容は市が単独で決めてよい、という説明では、市民から見ても理解しがたく、不信感につながります。
このような理由から、私は今回の指定管理および契約について賛成することはできません。
最後に、要望を申し上げます。
高槻みらいパークは、「すべての人が安心し、楽しく過ごせる未来の拠点」をめざす事業です。
であるならば、そのプロセス自体が市民とともにつくる姿勢であってほしいと強く思います。
名称決定のような小さなプロセスの扱い方には行政としての姿勢がそのまま表れます。こうしたひとつひとつの積み重ねこそが、事業全体への信頼や参加意欲を左右します。
今後の整備・運営にあたっては、丁寧な市民参加の機会を設けること、市民との対話を重ねながら進める姿勢を明確に示すことを強く要望いたします。
なぜ、市民意見を募らなかったのでしょうか?
これまでの過程では、ワークショップ・ヒアリング・アンケートなど、多くの場面で市民参加が行われてきました。
にもかかわらず、「名称」という象徴的で大切な部分だけが、市民参加の対象外とされた。
その理由が、市民から見て分かりやすく説明されていません。
「ここは市民が参加できて、ここは参加できない」
という線引きは、市民からすれば理解しづらく、今後の運営への不安にもつながりかねません。
名称は、一見すると小さなことのように見えるかもしれません。
でも私は、“小さなことをどう扱うか”こそが、行政の姿勢を映す鏡だ
と考えています。
今後の整備・運営においては、市民参加が丁寧に保障されることを強く求めていきます。
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