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選挙で負けたのに当選?衆議院選挙の「比例復活」と「惜敗率」の仕組みをわかりやすく解説

  • 執筆者の写真: 西村ゆみ
    西村ゆみ
  • 5 日前
  • 読了時間: 3分

更新日:2 日前


最近、よく質問される内容に


「選挙で負けたのに、なぜ当選する人がいるの?」


という疑問です。


衆議院選挙は仕組みが少し複雑です


地域で1人を選ぶ「小選挙区」

政党ごとに議席が決まる「比例代表」


この2つの組み合わせで成り立っています。


小選挙区で負けても当選することがある理由


小選挙区で落選しても、同じ人が比例代表の名簿にも名前を載せている場合(重複立候補)、当選する可能性があります。これが「比例復活」と呼ばれるものです。


でも、誰でも復活できるわけではありません。

ここで関係してくるのが「惜敗率(せきはいりつ)」という考え方です。


惜敗率ってなに?


簡単に言うと、どれくらい「惜しく負けたか」を数値化したものです。


【例えばこんなケース】


当選した人が10万票だった場合


Aさん:9万票(惜敗率90% → かなり接戦!復活の可能性が高い)

Bさん:3万票(惜敗率30%)→ 差が開いたため、復活は難しくなる


実は「足切り」のルールもあります


「負けても復活できるなら、少しの票でもいいの?」と思われるかもしれませんが、実は厳しいルールがあります。


小選挙区での得票が、有効投票総数の10分の1に満たなかった場合、供託金は没収され比例復活の対象にもなりません。


つまり最低限、地域で最低限の支持を得ていることが復活の大前提になります。


名簿の順位と惜敗率のコンビネーション


比例代表の順位は、政党があらかじめ決めています。


しかし、多くの候補者が「同順位(例:みんな1位)」として名簿に載っていることがよくあります。


そのとき、誰を優先して当選させるかを決める基準が「惜敗率」です。


同じ順位の中では、より惜しく負けた(惜敗率が高い)人が優先的に救われる仕組みになっています。


ちょっとモヤっとするのも自然なこと


この仕組みは、


特定の意見を完全に消してしまわないため(死票の活用)

政党への支持率を正しく議席数に反映させるため


といった理由で作られています。


でも一方で、「負けたのに当選?」と違和感を持つ方がいらっしゃるのも、ごく自然な反応だと思います。


選挙の仕組みを知ると、ニュースで流れる「逆転当選」の背景が見えてきます。


「惜しく負けた人が、政党への支持によってもう一度チャンスをもらえる制度」と捉えておくと、これからの選挙が少し違った視点で見られるかもしれません。


最後に、私が活動している市議会議員選挙には、この「復活」の仕組みはありません。


1票の重みがダイレクトに結果に繋がる世界です。国政と地方自治、それぞれのルールの違いを知ることも、政治を身近に感じる第一歩かもしれませんね。


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