昨日、福祉企業委員会に出席しました 今回は、令和5年度高槻市介護保険特別会計補正予算に関する質問を2つ致しました。 補正予算に関する質問って何を補正するんだろうと思い、資料を見ていると、前年度予算と今年度予算の比較資料が配布されていました。
「補正」とは何だろうと思い、確認すると、当初予算から内容を変更することを「補正」ということを恥ずかしながら今回認識しました。
ただ、何を「補正」するのかを見ると、「繰越金」に関する補正とのこと。
会社の経営に携わっている私からすると、前年度の決算が確定したのだろうということは理解できました。また前年度予算の結果から今年度予算に影響することも理解できました。 そして、令和4年度の予算書と決算書を見直して、、令和5年度の予算書と補正額を見ていくとあれ?なんで?と思う疑問がありました。 決算書を見ると、介護保険の「不用額(執行しなかった額)」が一定額存在します。 不用額が生じているにも関わらずにも拘わらず、今年の補正予算は昨年度と同じ金額を予算に計上しています。 なぜだろう??? 執行されない額があるということは
1 予算を多く見積もっているか? 2 予算に合わせて給付時間と対象を抑えているのか? 今回は補正予算に関する質問に限定されていたのでで、決算が関係する質問は対象外とされていたため以下を質問しました。 ①繰越金のうち5億8千490万円が償還金として計上されています。償還金が生じている理由について →担当部署の回答 前年度決算の確定によって生じた介護保険給付等の不用額が生じたため、国、府等の負担金について返還を行うものです。 これは、介護保険給付には、介護保険給付は市民の皆様から徴収する介護保険料+高槻市の財源に、国や府からの給付分が含まれています。その給付は当初予算から計算して仮給付されているので不用額に相当するものは精算して返却するというものが償還金ということだそうです。 ②不用額が生じたとのことですが、これは予算に合わせてサービス提供の調整を行っているのでしょうか? →回答 介護保険給付費は3年に1期とする介護保険事業計画においてサービス見込み量の推計を行い、年度ごとに必要な予算を計上しています 予算を多く見積もっているとの回答でしたので、最後に以下を要望として述べました。 「市民からは、介護サービス給付については、予算から逆算して受給されているという声をききます。特に居宅サービスは施設介護利用者と比べて家族の負担が大きいため、市として予算内に収めることも必要だと思いますが、福祉的視点からいうと、予算ありきではなく市民が必要とする給付の視点を優先して給付を考えていくべきではないでしょうか?」 介護は計画通りに進みません。そのため同居家族の負担はとても大きくなります。同居家族が介護疲れになってしまわないようにケアすることも介護保険給付の大きな役割ではないでしょうか?今後高齢化社会を迎える日本において、この問題はとても大きいです。
ただ、給付を増やすだけではなく効率的な給付に繋がる計画の見直しなどをおこなわないと高槻市が「疲れてしまう」街になってしまいます。私はこの課題を引き続き、進捗状況を見て、投げかけていきたいと思います。
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