top of page
  • 執筆者の写真西村ゆみ

12月議会 一般質問③ Universal MaaS実証実験提案について

更新日:1月9日

こんにちは


12月議会で3つ一般質問をしました。


1つ目→こちら

2つ目→こちら


一般質問とは、議員が市の行う仕事に対して疑問点を質問し、答弁を求めるものです。

→分かりやすく長崎市が書いてくれています。こちらを読んで下さい


政策テーマでもある「障害のある人もない人も生きづらさを抱えている人も、みんなで一緒に歩んでいける街」に基づき一般質問を致しました。


その内容を公開します。

→動画はこちら


議会で発言した内容の文言そのままではありません。

読みやすいよう、一部修正しております。


*******************************************************************************


<私の質問>


現在、高槻では交流人口及び関係人口拡大を図るため、高槻の人気スポット、イベント、名産品など広くPRする「BOTTOたかつき」にて観光プロモーションにより高槻市の魅力を発信し街のにぎわいを創出しようとしています。

 

その一方で、高槻市は交流人口の対象者に、自立的な移動に困難を抱える人たちが日頃から外出すること、外出したいニーズがあることを想定されていますでしょうか?

 

移動困難な方々は様々な移動課題を抱えています。例えば車椅子の方であれば、出発地から目的地まで利用する交通機関だけでなく、訪れる各施設それぞれに対し、自分の特性に合った環境が用意されているかどうか、事前に確認しなくてはなりません。視覚障害の方であれば、どのルートであれば音声信号付きの交差点があるのか?道路が整備されているのか?など事前に把握したい方もいます。障害のある方だけでなく、ご高齢の方や、赤ちゃんを連れたご家族なども様々な移動課題を抱えています。「人に迷惑をかけてはいけない」「いやな思いをしたくない」と、心理的なバリアを抱えて外出を控える方も少なくありません。

 

国の調査では障害を持っている方の人数は人口の7.3万人で、約12人に1人です。もはやマイノリティな存在でありません。移動支援のサービスを提供している事業所の数は全国的に十分ではなく、介護ヘルパーさんも慢性的に人が足りない中で、これからますます、自立的な移動は求められます。しかしながらサービスが不足しており、情報もまとまっておらず粒度もさまざまで使いにくいのが現状です。

 

現在、札幌市と横須賀市が導入している「ユニバーサル地図/ナビ」というものがあります。これは、徒歩シーンにおける移動に役立つ情報をまとめたWEBサービスで、市民・自治体・企業が一体となって構築しています。徒歩区間の最短ルートだけでなく自治体のおすすめルートを、そして、自治体が保持するバリアフリー情報だけでなく、利用者目線のバリアフリー情報を掲載しています。これらWEBサービスは、Universal MaaS(ユニバーサルマース)というANA発の産学官連携プロジェクトの一環で構築されており、2020年度から国土交通省も支援しています。

なお、Universal MaaSとは、ユニバーサルデザインと「MaaS」(Mobility as a Service)を掛け合わせた造語で、何らかの理由により移動にためらいのある方々(移動躊躇層)の移動課題を解決し、新たな移動需要を喚起、地域創生へと繋げるプロジェクトです。

 


既に「ユニバーサル地図/ナビ」を導入している札幌市に事前にお電話にてお話を伺ったところ、札幌市では、札幌市まちづくり政策局政策企画部ユニバーサル推進室という専用の組織を新設し、「ユニバーサル地図/ナビ」の活用を積極的に推進しているそうです。例えば、札幌市のウェブサイトに掲載したり、各種イベントのパンフレットに二次元コード(QRコード®)をつけたりするなど、ユニバーサルなまちづくり活動の一環として取り組んでいます。札幌市内のスポット情報登録数は現時点で695スポットあり、その内訳は、175件が札幌市によるバリアフリー情報、残りの520件が一般市民からの情報提供によるものです。

 

主にバリアフリー情報を提供する世代は20、30代と若い世代が大半を占めており、そのうちの約6割は移動困難ではない人が書き込んでいるようです。

 

「移動躊躇層に向けての取り組みであったが、結果的に、行政だけでなく市民も一緒に参加できることで、街をつくる一体感の醸成に繋がった」と「ユニバーサル地図/ナビ」利用の副次効果的可能性も示唆いただきました。

 

そこで質問です。「BOTTO高槻」で全国的に高槻をPRするからこそ、移動困難者にもやさしい街として「ユニバーサル地図/ナビ」の導入の検討をしてみてはいかがでしょうか?


 <役所側からの答弁>


本市では、ユニバーサル地図ナビと同様の取組として、平成16年からおでかけマップを作成しております。

このおでかけマップは、障がいのある方と現地調査を行うとともに、障がいのある方だけでなく、子育て世代や高齢者など誰もが高槻駅周辺をより安全で便利に移動できることを目的に、高槻駅や駅周辺施設、道路等のバリアフリー情報を市ホームページで発信しており、随時情報の充実を図っております。


本市としましては、高槻市バリアフリー基本構想の基本理念に掲げております「人にやさしいまち、人がやさしいまち」を目指し、ICTなどの新しい技術の動向を注視しながら、市民の円滑な移動の確保に向け、引き続き取り組んでまいります。


<意見、要望>


おでかけマップは、障害のある方だけでなく、子育て世帯、高齢者などを対象に、高槻駅周辺のバリアフリー情報を掲載している事は分かるのですが、これではただ市民に「情報を提供しただけ」の一方通行の関係性で終わってしまいませんか? おでかけマップは、障害のある方だけでなく、子育て世帯、高齢者などを対象に、高槻駅周辺のバリアフリー情報を掲載している事は分かるのですが、市役所の担当者が入力する「情報開示」になり、取扱い情報量も多く、担当者の負担も大きい状態では、最新の情報をアップデートするのは業務負担も大きく、予算負担も大きくなってしまいます。


ユニバーサルマースのアプリを使う価値とは、アプリを通じて行政だけでなく、市民も一緒に高槻市の情報を書き込み発信ができることです。


市民と行政とが情報を「共有」することができる事なのです。


MaaSが普及することにより、ユーザーの利便性が高まるだけでなく、都市部の交通の混雑の解消や過疎地域や高齢者などの交通弱者対策といったさまざまな問題解決に効果があると期待されています。 ユニバーサルマースの目的は「情報提供」ではなく、「情報による移動支援」を目的としています。 そのため、現在のお出かけマップにない、市民も一緒に高槻市の情報を書き込み発信ができることです。


情報は共有する過程において、必ず双方向のコミュニケーションが生まれます。


情報は、常にアップデートされることに価値を持ちます。また、その価値創造は市民によって創られることが 最も高槻市の価値向上に結びつき、コミュニケーションが生まれることで、心のバリアフリーにもつながると思います。ぜひ検討下さい



閲覧数:39回0件のコメント
bottom of page