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執筆者の写真西村ゆみ

高槻の医療的ケア通学支援制度

更新日:2023年6月28日

こんにちは


たんの吸引や人工呼吸器の管理などのケアを必要とする「医療的ケア児」を対象に、大阪府が令和2年9月から先進的に始めた通学支援制度があります。


この制度が導入される前は、医療的ケア児が学校に通うためには保護者が常に付き添う必要がありました。(支援学校行きのバスの中で医療行為ができないためです)そのため、保護者は仕事を辞めたり、送迎手段がないために学校に通うことが困難で、通常は先生が訪問教育を行うことが一般的でした。


しかし、この制度の導入により、看護師が同乗する介護タクシーなどを利用できるようになり、保護者は付き添うことなく医療的ケアを受けながら学校に通うことができるようになりました。


高槻市でもこの制度を利用して、学校に通うお子さんがいます。


ただし、高槻市ではこの制度を利用するための条件が「母親が働いていること」となっています。

医療的ケア児の子を育てるお母さんたちは就労に大きな障壁があることを皆さん、知っているのでしょうか?


保育園の預け先がないなどの理由で仕事を辞めざるおえないお母さんたちはたくさんいます。。。


ただ、現状、高槻では、看護師を保育園、こども園に配置し医療的ケア児が通えるような仕組みが整っており、数名の医療的ケア児のお子さんが通えております!


そして医療的ケア児を受け入れるため、本年度に看護師の数を増やす予算を検討しています。


少しづつですが、整ってきてはいます!


ただ、それでも医療的ケア児の子を育てるお母さんたちは就労に大きな障壁があると聞きます。


制度があっても、その制度を活用することができる人は一体何人いるのでしょうか・・?

この問題に真剣に向き合っていきたいと考えています。


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